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成長の過程

小学生・中学生年代には、今目の前の試合で活躍できるようにすることはあまり重視していません。

それよりも、もっとも成長・最大成長できるようにすることを一番に考えてレッスンしています。

明日の試合で活躍できるようにする、ということであれば型にあてはめて形(フォーム)を無理矢理変えれば可能になります。

でもそれでは今後技術的な成長をすることが少なくなってしまいます。自分の思考が何もないので。また、身体の成長にも見合ってない身体の使い方になることもあるのでケガにもつながりやすくなります。

なので、レッスンの仕掛けとしてはドリルを通じて

「この身体の使い方をすればいいんだ」と本人が感じられるように仕向けます。本人が感じたことであればしっかりと本人が得たものになります。

こういった技術を習得するまでの過程も大切にしています。

あえてうまくできないことをレッスンでやったりもします。

その時はできなくてもいい、と思ってレッスンをしています。

継続していればそのうちできるようになるので。

本人が感じて考えてできるようになることが大切です。

そこは野球以外のことにも通じると思っています。

この先の世の中自分の頭で考えて動ける人でなければ生き抜いていくのがどんどん難しくなっていくことでしょう。

会社で言われたことをやっていれば生活できるというのはもう終わってきています。税金もあがってきていますし、会社もたくさんの給料は払えなくなってきています。そのためみんな会社が副業を解禁して稼ぎを増やせるようにしています。

今の子ども達が大人になる10年後20年後は間違いなくその傾向がもっと強まっていると予測されます。

自分の頭で考えて行動できない人はかなり苦労すると思います。すでにそうですが、貧富の差も今まで以上に広がっていることと予測されます。

なので、僕のレッスンでは子ども達自身で「成長の過程」「成長してきた過程」と獲得して欲しいと思っています。また、その仕掛けでやっています。

そこで、自分自身で努力すること・自分から行動を起こすこと、その自信をつけて野球以外のところの人生でも勝っていけるような人になってほしいと。

そんな思いを持ちながらレッスンをしています。

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足裏感覚

現在レッスンに来てくれている子達は高校生・中学生もいますが小学生が8割です。

まだまだ身体も小さく線も細い子が多いです。

僕がこの仕事を始めた時から来てくれている子は何年か経っていますが、身体の成長に合わせてできることも増えていきます。

できることを増やすための「感覚」という部分では、小学生などの低年齢の世代では足裏感覚が最も重要だと思います。

足裏で身体全てを支えることになるので、

足裏感覚に乏しいとカラダ全体のバランスを保つことができず、自分の身体を思うようにコントロールすることができません。

思うような動きができない、ということは技術の習得がより困難なことになってしまいます。

幼稚園などでは裸足で過ごす方針のところもあるようですが、裸足でかけまわったり運動をしてぜひ足裏感覚をみがいてみてください。

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上手くなるために

全力でプレーする

個別レッスンにはじめて来てもらったとき、「強く振る」「思い切り腕を振る」この二つを意識してもらって練習してもらうことが非常によくあります。

これだけで、バッティングもピッチングも様変わりする選手がかなり多いのです。

結果を気にするばかり当てに行くバッティングになっていたりコントロールを気にして抑えて投げることがクセになっていまっている選手がすごくたくさんいます。

どんな選手でもまず一瞬を全力で強くプレーして欲しいです。

中途半端な出力をしていると自分の身体の使い方もよくわからず・力も伝わらないので持っている能力を発揮できないのです。

指導に行っている中学校の野球部では、野球経験無しの子が今四番を打っています。

試合ではひたすら「ボール球を振ってもいいから、とにかく強く振ろう」ということを伝えてきました。ほんとに高めのクソボールにも手をだしていたのですが(笑)

でも結果しっかりと成長してくれました。

目の前の結果にこだわらず

「どうアプローチすれば一番成長するか」をポイントにして指導をしています。

最大成長のために、全力の出力でプレーすることを野球をやっている子には意識して欲しいなと思います。

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引っ張りの打者が多い理由

日本では、逆方向に打つことが得意な打者が少なく、ほとんどが引っ張りの打球が中心の選手になります。

トレーニングでいくらでも逆方向に強い打球を打つことはできるようになるのですが、小学生年代ではまずは得意なコース・打球方向を作ることをオススメします。

さて、なぜ引っ張りの打者ばかりなのかということですが日本の練習の仕方の文化にあると思います。

最近言われ始めているのでご存じの方もいるかと思いますが、斜め横方向からのトス練習が一番の原因です。

斜めから来る球を正面に打ち返すことを何度も繰り返しているので、常に引っ張る打撃を行っていることになります。

詳しくは図などを使って説明しているコチラを参照してください

         ↓

https://ymnjp.com/am1/hippariooi/

確かに小さなスペースでできる練習なので、やりやすいというのはあるのですが自主練では素振りか可能なら置きTがオススメです。

素振りは鏡を見て、自分の動きを確認しながらやるとなおよいです。自分が思ったとおりに動けているのか・かっこわるい動きになっていないか・かっこ良い動きにするためにはどうしたらいいか、その辺りがポイントです。

引っ張りが悪いわけではないですが、ヒットゾーンが広い方が率は上がる可能性が高いですよね。また、色んな球に対応しやすいというメリットもあります。

ただ、その辺の細かい技術は高校生になってから磨くくらいな気持ちでいいと思います。中学生くらいまでは良いところを伸ばして、ある程度身体の成長が止まって、技術が定着しやすい状態になってからより詳細な技術の習得を目指すのが将来的に伸びていくことに繋がると感じています。

というところで、またよろしくお願いします!

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アメリカの野球環境

2015年4月~2016年1月まで、アメリカ・ニュージャージー州に滞在し現地の野球環境でコーチの勉強をしてきました。そこで感じた日本との違いなどをまとめたいと思います。ぜひ色んな方に読んで欲しいです。

きっかけ

大学まで札幌で暮らしました。

野球は小学4年生の時に地元にチームができて入団し、

中学は部活で軟式

高校は公立高校で硬式

大学も硬式の野球部でプレーしました。

大学4年生の時に自分の指導教官に呼び出され唐突に

「おまえ、アメリカに行かないか?」と言われる(笑)

指導教官のお知り合い(日本人)がアメリカで野球の指導をしており、手伝える人を探しているということでした。

なかなかないチャンスだと思い、飛びこんで行ってきました!

現地の野球について

・年齢別にチームを組む

アメリカでは年齢別にチームを組んでいました。私のいたところは9U・11U・13U・15U・17Uのチームを作っていました。各年齢12,3人でチームを回します。上手い子は上の年代に混ざってプレーします。サッカーをイメージしてくれればいいと思います。

・試合が多い

土日はもちろん試合なのですが、平日の夜でも子どもたちは試合をやっていました。年齢別のチームなので、みんな出場機会が多いです。トーナメントもありますが、リーグ戦がほとんどなので負けても試合がまたあります。日本では「メンタルが弱い」と言われる選手がよくいますが、試合慣れもあるのかなと感じました。これだけ毎週試合にでていれば、試合慣れもして、試合で力を発揮するメンタルもできてくるのかなと。車で1時間くらいの遠征もあるので、試合をこなす体力もそこで培われます。

・全体練習は週1回1時間

僕の行かせてもらったチームは、全体練習は週1回1時間のみでした。内容は、ゲッツー・中継プレーやフライの際の声かけなど、集団でしたできないことに絞って行っていました。グダグダと何本もノックを続けて打つようなことはしていませんでした。フィールディングは個別でもできるので、ノックの数は最小限にしていました。

・個別練習

向こうでは、個別練習が盛んに行われていました。2m✖6mくらいの広さに区切られたレーンがいくつもある室内練習場で、ピッチング・バッティングフィールディングをコーチと1対1や1対2くらいの少人数でレッスンを行います。スキルを高めて、上のレベルでプレーしていきたい子はこのレッスンを週に2.3回受けていました。小学生から高校生まで、それぞれに合わせた内容で指導してもらえます。1回の指導は30分から1時間です。この形の指導をしているコーチがアメリカではたくさんいました!それだけ、子どもたちもコーチを選ぶことができるのは、すごく魅力的なことだと思いました。

・全員試合に出場

試合では全員が打順に入ることができます。多いときは12番くらいまでいました。逆に8人しかいないのに試合をしたこともありました!相手チームがよく認めてくれたなと思います。しかし、僕らのチームが勝ちましたが(笑)。子どもたちも凄かったです。守備は入れ替え自由なので、特に相手に伝えることなく、頻繁に変更していました。人数も多いので、2イニング続けてベンチにいることはないようにしていました。

・球数制限

明確にルールとしてあるわけではないですが、常識として一定の球数が来るとどのチームも投手を変えていました。これをやらないと指導者としては認められないというレベルでした。

・掛け持ち

チームとしては、街のチームとクラブチームの2種類あって野球が好きな子は両方掛け持ちしてプレーしていました。日程重なったときは家族や本人の判断でどちらに行くか決めます。

また、他のスポーツの掛け持ちをしている子もたくさんいました。アメリカでは、各スポーツメインのシーズンが別れており、その時期が来るとチームが結成されるようになります。いろんなスポーツを実際に経験して自分がやりたいものをチョイスできますし、色んなスポーツで色んな動きを経験することで、「なんでそんな動きできるの?」というびっくりなプレーも生まれるようになります。神経が発達するのでしょう。

・トーナメント

リーグ戦だけでなく、トーナメントも開催されます。これは球場が6面とかあるような場所があり、完全にビジネスとして野球を行っている企業が主催しているものです。遠征するので、リーグ戦と違い今まで当たったことのないチームと対戦することになります。土日の2日間のみで完結させるので、基本一日3試合やります。一発勝負の経験もできるのは子どもたちにとって刺激になると思います。あの施設の規模は野球人にはぜひ見てほしいです。こんな環境があるなら日本の野球は100年経ってもアメリカに追いつけないなと感じた瞬間でした。ここでの宿泊も子どもたちにとっては楽しみの時間になります。

・トライアウト

クラブチームでは選手のセレクションのためのトライアウトが行われます。チームのレベルにもよりますが、小学生年代ではそれほど厳しいものではないですが、年齢が上がるにつれてシビアになります。タウンのチームではセレクションはありません。

・ショウケース

高校生年代くらいになると、ショウケースと呼ばれるスカウトがたくさん集まって、MLBを目指すような有望な選手たちが自分たちの力を見せる場があります。寄せ集めの選手たちが合同で練習するのをスカウトたちが見る、というようなイメージです。大学のスカウトやMLBのスカウトも見に来ることがあるようです。

・軟式はない

アメリカには軟式野球が殆どありません。あってもかなりマイナーです。子供の頃からメジャーで使われる硬さのボール(大きさは違いますが)でプレーします。軟式と硬式では打ち方も変わりますので、ずっと硬式をプレーしている分扱いには慣れているという感じがしました。軟式がこんなに盛んなのは、日本だけのようです。

全体を通して

アメリカでの滞在を通して感じたのは、「野球を楽しむこと」「子ども第一」を大切にしているということです。レッスンも子どもが楽しんでこそ来てもらえる、試合もプレーしている人も見ている人も楽しめるものだから人が集まる。人生楽しむために生きているので、そこの軸がしっかりしているなと思いました。

そして、子どもはすごく大切にされています。公園はボールを思いきり蹴れるように、全面フェンスがでて道路にボールが出ないようになっています。通学は親が送っていくか、スクールバスが家の前まで来て事故に遭うことがないようにされています。インフラとかだけじゃなく、生きている人の精神的に日本はまだまだ先進国になれていないのだなと感じました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!もしよければ、この内容を拡散していただけたら嬉しいです。

こちらの内容はnoteに掲載しています。https://note.com/ymnjp/n/n6d195a4856ff

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じぶんを超える選手

コーチの仕事をやっている者として自分の実績・能力を超えるような選手を育てることが使命だと考えています。

すごい実績があるわけではないですが、

それなりに技術もあるし今も全くプレーしていないわけではないので、選手として成長している実感もあります。

いつまでも探求者でありたいなと思っています。なので、現役時代よりも今のほうが勉強はしているかも知れません。

自分が子どもの頃に、今みたいなプライベートレッスンをしてくれる環境があったら良かったのに(もしかしたらあったのかもしれませんが)といつも思っています。

なので、今そんな環境を作れていることについては幸運であるし、ありがたいことだと感じています。

話を戻すと、

自分を超える選手になってもらうには、僕の思考の通りにしていても僕レベル止まりの選手になってしまいます。

ですから、押しつけをしないで本人の感覚を重視することにしています。また、ある程度のレベルまで行けば本人からの相談がなければこちらからはほぼ口を出さないようにしようとも思っています。

と言っても高校生年代くらいまでは、サポートしていける自信もありますが。

ところで、こんなのを作っていただきました!

けっこうかっこよくないですか?(笑)

スマホでカンタンに作れるそうで・・・、いつもありがとうございます。

では。

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セルフトーク

前回メンタルトレーナーの資格を取得したことについて触れたので、今回もメンタルトレーニング関係の話です。

「セルフトーク」という手法は、自分の思いを言葉にすることです。

「愚痴は言っちゃいけない」「後ろ向きなことは周りに迷惑」だとか、そんな気遣いを皆さんされていると思います。

でも実は

「~のやろうムカつく」「今日は失敗ばかりだった・・・」「いやなことばっかり続くなぁ・・・」みたいなことを思っていたりしませんか?

そんな思っていること全てをはき出すのがセルフトークです。

やり方は

①紙に書く

②ボイスレコーダーや動画撮影して、スマホなどに向かって話す。

どちらかですが、僕は②を週に少なくとも2回くらいはやっています。

撮影してもどこかに掲載するわけではなく、ほぼすぐに削除しています。

ちなみに、良いことも話します・

「~さんに親切にしてあげた」「ラッキーなことに~なことがあった」こんなことも話します。

喋りたいことを思いのままに話すことで、気持ちの整理ができすっきりすることができます。

意外とやり始めると、10分とか15分とか長く話せたりすることもあります。別に時間に決まりはないので、1分で終わってもいいですし、1時間話してもよいです。

この手法ですが、コミュニケーション能力をあげるのにも役に立ちます。その目的でやる人は録音したのを聞いてみるといいです。

気が向いたらやってみてください。

では。

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指導

メンタルトレーニング

以前から取得しようと思っていた、メンタルトレーナーの資格をゴールデンウィーク中に取得することができました。

正式名称で言うと、「メンタルトレーニングスペシャリスト」です。

オンラインで1週間ぐらい学習すれば取得できる簡単な資格でしたが、無事合格できました。

スポーツをやる人にとって、メンタルは非常に重要な要素です。

言葉掛けの一つで大きくパフォーマンスが変わります。

能力はあって練習では活躍するのに、試合では良い結果がでないという選手は意外とたくさんいるのではないでしょうか。

そんな選手には(他のどの選手に対してもですが)会話することを大切にしています。

「どんな意識でプレーしているのか?「どんなことを大切にしているのか?」「今意識していたことは?」

動作から推定してわかることも当然あるのですが、実際聞いてみるとあまり良くないことを意識していたりすることがかなりあります。

今は動画などで色々な情報がすぐに手に入るので、動画で言ってたことをそのまま鵜呑みにしていることもよくあります。

もちろん全てが悪いわけではないのですが、自分に合っているのか、という検討が必要です。

今回取得した資格は特にスポーツに限らず、どんな人を対象にもできるのでカウンセリング的なことも始めてみようかなと考えています。

次は食についての資格をとります。

というところで今回はこれまでです。

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上手くなるために 指導

ちょっとした変化をする

現在、個別レッスンの他に中学校の部活指導も行かせてもらっています。ちょうど9名と人数は少ないのですが、その分一人が内容の濃い練習をすることができています。

指導に行かせてもらってから1年以上経ち、

選手たちの成長も見ながら色々と考える部分があります。

最近特に感じていることは、

上手くなっていくためには変化することが重要、ということ。

キャッチボールなど毎度行う同じような練習でも、テークバック変えたり力を入れるタイミングを変えたり、ちょっとした変化を日々繰り返している選手が確実に伸びています。

うまくハマらないこともたくさん出てきますが、色々なやり方を試している内に自分に合った動作の仕方をみつけて自分のモノにしています。

何も考えずに同じ動作を繰り返している選手はなかなか伸びにくいです。

指導者の役割として、「ちょっと考えて変化をつける」ことの重要性を感じさせてあげることが大切ですね。

そういった関わりをして選手を成長させていきたいです。

指導者として自分も日々変化挑戦をしていきたいと思います。

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自主トレへの参加

新年になりましたね!

今年は大きな年になるなと感じています。

新年明けて1月3日から8日までは沖縄に行っていました。

観光ももちろんしたかったのですが、

今回はあるプロ野球選手の自主トレのお手伝いをさせてもらいに行きました!

日本ハムファイターズの選手数名の中に混ざらせてもらいました。自分自身は大学の2部とアメリカ独立リーグの選手を間近で見たことはあったのですが、プロのレベルを選手と目線で体感させてもらいました!

フライはやたらと高く飛ぶし、打球はめちゃくちゃ速いし、投げル球を捕るのもやっとだし指がめちゃめちゃ痛くなりました(笑)

トレーニングの内容についても勉強になることが多かったです。

写真などあげられそうなモノは少しずつ載せたいと思います。

場所は本人がインスタで公開していたのでお伝えすると、伊江島というところでした。

現在もまだそこでトレーニングをしているようです。

お手伝いさせてもらった選手のみなさんの今シーズンの活躍を期待しています!

ではまた。