私は大学卒業後に9ヶ月ほど、アメリカへ留学に行きました。その経験を踏まえて海外で生活することの良さをまとめました。
世界観が広がる
当たり前が、当たり前じゃない
ざっくり言ってしまうと、この一言に尽きます!今まで日本で生きてきて当たり前だったことが、当たり前ではありませんでした。信号はみんな無視するのが当たり前、地下鉄には駆け込み乗車せずに閉まる扉に足を挟む、こんな光景がニューヨークでは当たり前でした。日本ではあり得ないことですよね。
「本当に正しいことは?」
そこで改めて考えたのは、「本当に正しいことは何なのだろう?」ということです。日本のルールが正しいのか、アメリカのルールが正しいのか。ルールがいつも正しいとは限りません。だから、ルールは変わります。常識を疑うこと。
自分が正しいと思うことを貫くことが結局は大切なのだと学ばされました。
自分をさらけ出せる
自分を主張しないと無視される
私にとってはアメリカの方が自分をさらけ出せる環境でした。自分を出さないと周りの人には無視されてしまいます。無視というより、人との交流を求めていないのだと判断されてしまいます。積極的に声を掛ける人には相手からも声を掛けられます。
「あなたの考えは?」を最も重視
留学の間、語学学校に通っていました。そこでの問いかけで一番あったのは、「あなたの考えは何ですか?」ということでした。
私は当初は「わからない」としか言えませんでした。自分の考えがわからない、というのは今考えるととても恥ずかしいことです。自分の考えていることがわからないって・・・
私の思考能力の無さもありますが、日本にいて、あまり聞かれることのない問いかけだと感じたことも事実です。
違うのが当たり前
私がいたのはニューヨークのすぐ隣、ニュージャージーというところで、生活をしてました。マンハッタンまではバスで20分ほどです。そんな環境にいたので、さまざまな民族の人たちが周りにいました。
だから、人が違うのが当たり前でした。
日本は移民が増えてきたとはいえ、人々の思考が単民族国家です。島国・農耕民族というのもあり、周りと同調することが求められる文化です。周りと変わってる、と思われることがマイナスに捉えがちです。
周りと同じことに価値はないと気づかされた
でも、隣の人と自分が同じような人間だったら、自分じゃなくてその人でも良い、となってしまう可能性があります。とって変わられてしまうことがあります。
でも、「自分にしかない何か」があれば、自分がいることの意味になります。だから、人との違いは価値になります。そのことに留学して気づかされました。
右向け右、てきな考え方は今からでも捨てましょう。
知らない人に対して親切
知らない人でもあいさつをする
年越しのタイミングで、アメリカにいたのですが、1月1日、朝近所を歩いていると「Happy new year!」と前から歩いてきた人にいきなり声を掛けられました!ちょっとびっくりはしましたが、知らない人同士でも、新年を迎えることをお祝いする、暖かさに触れた気がしました。
近くにいた人がくしゃみをしたときは、知らない人でも「Bless you」と声を掛ける人が多かったです。
求められれば、いくらでも助ける
近所のコインランドリーに行ったとき、使い方がわからなかったので、そこにいた人に尋ねました。その人は、親切に使い方を教えてくれるだけでなく、私の洗濯が終わるのを待って一緒にいてくれました。アメリカという国に対して、そんなイメージがなかったのでとても感動しました。
周りの方から「大丈夫か?」と尋ねることはないけど、「助けて!」と出せばみんなが必ず助けてくれる。そんな環境でした。
逆に全然知らない人から助けを求められたとこもあります。道端で、段差を越えられなくて困っている車いすの方に「押してくれ!」と言われて手伝ったことがあります。
知らない人に親切にするのはすごくよい文化だと感じました。
まとめ
9ヶ月という短い期間でしたが、原体験となるような経験がたうさんできた期間でした。日本にいたら絶対に感じることが出来ないことを、学べないことをたくさん学ばせてもらいました。いかに、これまでが島国の狭い環境で生きてきていたかを思い知らされました。自分に子どもがいたら、海外には必ず行かせたいと思っています。必ず自分が成長できます。そんな思いがある方にはぜひ日本を飛び出すことをおすすめします。