「学校へいきたくない」と子どもが言ったら
自粛期間も終了して、6月から学校が再開となる自治体が多いかと思います。
久しぶりに学校へ行くことになって、または学校に行き始めて
自分の子どもが「学校へいきたくない」と言い始めたらびっくりしますよね。
そんなときにどんなふうに対応したら良いかをまとめました。
学校に行きたくない、と言ったときの対応
「行かなくてもいい」と言うことを伝える
決して無理に学校へ行かせようとしないようにして下さい。
行かなくてもいいと言うことを伝えることで、
子どもは安心感を持つことができます。
「行かなければいけない」という思いは必ずお子さんも持っています。
無理に行かせようとすることは、その気持ちに追い打ちを掛けることになってしまいます。
むしろ「行かない」と言ったことを褒める
「学校へ行きたくない」とお子さんが言ったら
「よく言った!学校なんて行かなくていい!」と言ってあげましょう。
本当に学校に「行きたくない」と思っている子だったら、
その気持ちに寄り添って、味方になってあげることができます。
学校に「休むほどではないけど、行くのがめんどう」
くらいに思っている子だったら、
「親がそんなこと言っちゃダメでしょ」と
思ってちゃんと行きます。
どうして行きたくないのかを確認する
理由をできれば、はっきりとさせましょう。
ただ、ここでも無理に話をさせようとするのはNGです。
ただ何か気になることがあるのか、今日は気分が向かないだけなのか
やりたくないことがあるのか、友達関係のことなのか
何かしら理由があると思います。
ただ、何も聞かずに「いいよ~」と言ってしまう
対応もアリです。
何もこちらから聞かずにいて、
次の日何事もなかったようにすんなり学校へいく
パターンもあります。
学校へ行けない日が続くようであれば、
必ず理由は尋ねたほうがいいです。
本人が言いたくても、言い出しにくい場合もあります。
理由がわかった場合
理由の内容にもよりますが、
その理由が解消されるようにできるだけ協力しましょう。
理由を答えてくれない場合
もし答えたくなさそうな様子だったら
それでも良いと伝えまょう。
「言えるようになったら教えてね。」という一言を言っておきましょう。
もしくは、本人でも理由がわかっていない時もあります。
焦らずに時間をかけて対応していきましょう。
いつも通り接する
できるだけいつもと同じように接してあげて下さい。
気になるところではありますが、本人が折り合いをつける、
もしくは違う手段を教えてあげるか、本人の意思決定にゆだねましょう。
無理に何かさせるのではなく、味方になってあげることで心が落ち着きます。
子どもと関わる上での大切な考え方
子どもは育つ
こちらから考えを無理に教え込まなくても
自然と彼らは学んで成長していきます。
自分の考えを押しつけても
自分を越える人間にはなりません。
挑戦と失敗、成功を繰り返して
学んでいきますので、
そういう意味では放任することも必要なときがあります。
感情的になってもいい
親だって人間です。
感情が抑えられないときは出して良いです。
親が自分をさらけ出すと、子どももさらけ出してくれます。
普段から本音のつきあいができる関係が理想です。
かっこいいところばかりじゃなくて、
失敗することもあって、かっこう悪いところもあるのを
見せるのも親の役目です。
人間完璧じゃないからこそ、
お互いに助け合って生きていく必要があって
生きていくことができるのを家族の環境で
子どもたちは自然と学んでいきます。
子どもの本音を見つけ出す
どの年齢でも親には心配をかけたくない、という思いを
持っていたり、本音を言い出せない子がいます。
普段から表情や仕草を読み取って、
本当の気持ちがどんなところなのかを
考えるようにしましょう。
学校にとらわれない
学校が全てではありません。
学校じゃなければ、育たない・成長しない、なんてことはありません。
確かに、他の子どもたちと同じように生活してくれたほうが
安心ではあります。
しかし、自身のお子さんが学校に通うことで
幸せな人生が手に入れられるのかを真剣に考えましょう。
勉強だけなら、お家でも他の環境でもいくらでもできる場所はあります。
私はむしろ、問題なく学校に通えている子でも、
もっと少人数その子の実態に合った課題の提示ができる環境のほうが
より子どもが成長できると考えています。
環境によって人は変わります。それは親御さん自身も感じたことがあるのではないでしょうか。
違う環境としては
①自宅で勉強する
②フリースクール
③サポート校
④転校
⑤私立学校
主にこの5つが考えられます。
フリースクール・サポート校についてはこちらをご覧ください。
フリースクールは、地域の小・中・高校と連携していることも多く、
フリースクールへの登校で出席扱いとしてくれるところもあるようです。
まとめ
不登校になってしまった子どもへの対応の仕方をまとめました。
「学校」にしばられずに、お子さんが成長していくためにはどんなことが必要か、
真剣に向き合いましょう。学校へ通うことで何が得られるのか?なんで学校へ行くのか?
--------では、本当に学校でなければいけないか?
環境次第で人は大きく変わります。
お子さんの気持ちに寄り添ってあげられる親でいてあげてください。