コロナウィルスにビタミンCは効果があるのか
コロナウィルス流行が衰えません。
都内の学校は、5月まで臨時休校を伸ばすという決断もされました。
4月1日時点で日本国内の感染者数は2178名となっており、
1日だけで200名以上に新たな感染が認められています。
みな不安に思い、予防対策を実施しています。
ネット上では「ビタミンCがコロナの予防と症状軽減に効果がある」というのが、
デマだとネットで言われています。
そこで、根拠などを挙げて実際には
「ビタミンCは効果があるのか」について考察をします。
ビタミンCがコロナに効果があるとされるリソース(根拠)
3月3日、国際オーソモレキュラー医学会の発表
3月3日に行われた国際オーソレキュラー医学会の記者向け説明会で
「1日3gのビタミンC摂取でウイルス性呼吸器感染の予防・症状軽減効果が報告されている」
という発表がなされています。
25分30秒辺りから、コロナとビタミンCについてまとめの供述があります。
説明会のポイント
・ビタミンCはインフルエンザ・ポリオ・肺炎など、ほぼ全てのウィルスに有効。
・77歳の新型肺炎患者にビタミンCを投与し、回復した。
・ウィルス性呼吸器に感染した人にビタミンCを投与すると症状が軽減された。
・少なくとも1日3gのビタミンCを、何度かに分けて飲む。
国際オーソモレキュラー医学界とは
1968年、カナダのエイブラム・ホッファー医師により設立。
オーソモレキュラー医学とは
「ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素を投与して、病気の予防や治療をする医学」
として提唱された。
現在、傘下にはアメリカ・カナダ・日本を含め22カ国の学会が加盟し、
栄養療法による病気の治療や予防の普及を目指して国際的に活動している。
2012年からは日本の柳沢厚生医師が会長を務める。
「ビタミンCはコロナに効果がある」という発表ではない
この説明会は、過去の事例をいくつも挙げて
「これまでほとんどのウィルスにビタミンCが有効であった」との根拠から
「コロナの予防・症状軽減には、ビタミンCの摂取を推奨します」という趣旨の内容です。
それを読み取り違いをすると、
「コロナにビタミンCが有効だと言ってるのは、デマだ!」となってしまいます。
「ビタミンCがコロナに効果的である」とは全く言っていません。
現段階では、ビタミンCの投与を行い、実際に効果があるのか検討しているというところです。
現段階で言える結論
ビタミンCは摂ったほうがいい
これまでのウィルスに効果があることや
そもそも風邪予防や健康には重要だとされている
ビタミンCです。
摂取したほうがいいに決まっています。
健康的で強い身体でいるためにも
ビタミンCの摂取を推奨します。