この記事は
・野球をやっている人
・野球がうまくなりたいと思っている人
・バッティングが上手になりたいと思っている人
・ホームランを打ちたいと思っている人
・お子さんが野球をやっている親御さん
・野球の指導者
に向けた記事です。
日本でも流行!フライボール革命
野球の魅力と言えば、やっぱりホームランです。
ホームランを打つために近年メジャーリーグから
生まれた言葉が「フライボール革命」です。
三振かホームランそんなバッターが多くなった傾向にあるようです。
そのフライボール革命の是非について簡単に解説します。
フライボール革命とは
簡単に言うとホームランを狙い、
アウトになってもフライを打つ「スイングの仕方」が
フライボール革命の原理です。
ホームラン狙いのスイングをしていくこと・その流行が
フライボール革命です。
なので、この記事ではスイングの話が中心になります。
どんなスイングか
フライボール革命のスイングとは、
「ややアッパー気味にスイングすること」と
ここでは考えます。
「しゃくり上げる」という表現も近いかもしれません。
日本人選手で言うと
フライボール革命のスイングをしている日本人選手と言えば
・柳田悠岐(ソフトバンク)
・吉田正尚(オリックス)
・浅村栄斗(楽天)
・山田哲人(ヤクルト)
賛否あるかもしれませんが、私の見立てでは
このあたりが代表的な選手です。
山田選手は、今シーズンは良いスイングが今のところできていますね。
大げさになりすぎなければ理にかなっている
フライボール革命のスイングは、
実は物理的には理にかなっているスイングです。
マウンドの上やや角度のあるところから、
ピッチャーからボールは投げ下ろされることになります。
そのボールの角度と同じ軌道でスイングできた時が
最も反発よく打球が飛びます。
したがって、フライボール革命のスイングは、
強い打球を打つために必要な理論だとわたしは考えています。
強い打球=飛距離も出る
ということになります。
メリット
飛距離が出る
フライボール革命のスイングは、
強い打球が打てて、飛距離も出ます。
遠くへ飛ばしたい、ホームランをたくさん打ちたい
そんな思いがある方は、挑戦してみて良いと思います。
ミートの確率が上がる
ボールの軌道とあわせたスイングになるので、
タイミングがズレても、ボールに当てることができる確率が上がります。
スイングを習得するために
フライボール革命のスイングを習得するために
必要なことをまとめます。
スローボールを打つ
遅い球を、しっかり強く打つ練習をしましょう。
スイングの軌道が正しくないと、遅い球は強く打ち返せません。
3冠王3回獲得した、落合博満さんもこの練習をよくやっていたそうです。
ゴルフスイングをする
ゴルフボールを打つときのようにスイングをする練習をします。
イチロー選手が打席に入る前によくやっている動作です。
現在、侍ジャパン監督の稲葉さんも選手時代に
よくやっていました。
ホームランを打つためには
フライボール革命で解説したところ以外に、
ホームランを打つために必要な要素をまとめました。
最短距離では飛距離はでない
「最短距離でスイングをする」ということはよく言われますが、
これでは飛距離はあまり伸びません。
後ろから前へ、長く距離を取れるほど遠心力が働き、
より遠くへ飛ばすことができます。
フライボール革命はその点についても理にかなっています。
しかし、距離を長く取る分、タイミングを取るのは難しくなります。
グリップからスイングして、ヘッドは最後まで残す
コースによって多少変わりますが、
グリップは身体のできるだけ近くを常に通します。
そして、ヘッドはボールが来るぎりぎりまで返さない。
これがいわゆる「インサイドアウト」のスイングです。
これはバッティングでは基本です。
まず身に付けて欲しいスイングです。
ヘッドの重いバットなどで感覚を身に付けましょう。
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ボールのやや下を打つ
ボールの真ん中からやや下を打つと
打球はバックスピンがかかります。
これは投手のストレート(直球)で理想とされている回転です。
この回転が最もボールがよく伸びると言われています。
打者の場合も同じです。
バックスピンがかかれば、打球は伸びていきます。
スイングだけでなく、
ボールの打つ箇所もホームランを打つためには大切なのです。
まとめ
フライボール革命の簡単な解説と、ホームランを打つために必要なことをまとめました。
スイングは、素振りだけではなかなか変わりにくいです。
道具やティーを工夫するなどして、上達を目指して下さい。